2019年3月9日土曜日

屋山太郎の名誉毀損

日韓関係に関する静岡新聞のコラム記事で評論家の屋山太郎氏に「徴用工問題を政争の具にしている」「実妹が朝鮮にいる」などと書かかれた福島瑞穂参院議員が3月6日、屋山氏を名誉毀損で東京地裁に提訴しました。福島議員のフェースブック上のコメントと、関連記事を引用します。
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福島みずほ議員のコメント
本日3月6日、屋山太郎氏に対し、名誉毀損の裁判を起こしました。
2月6日付けの静岡新聞「論壇」に、私に関して虚偽の事実を書いたためです。
「ギクシャクし続ける日韓関係」と題した記事では、こう書かれています。
「徴用工に賠償金を払えと言うことになっているが、この訴訟を日本で取り上げさせたのは福島瑞穂議員。日本では敗訴したが韓国では勝った。
福島氏は実妹が北朝鮮に生存している。政争の具に使うのは反則だ。」
しかし、私は徴用工の訴訟に関わったことはありません。そもそも妹はおらず、全くの虚偽です。
また、これらを政争の具にしたこともなく、明らかな名誉毀損にあたります。
少し調べればわかるような事実であるにもかかわらず、政治評論家でもある人物が新聞に堂々と虚偽を述べているのです。
こうしたフェイクニュースが蔓延することを止めるためにも、今回の提訴に踏み切りました。
ぜひ応援してください。
(3月6日、福島みずほfacebook

――引用開始――
共同通信の記事
社民・福島氏が評論家提訴 「コラムで名誉毀損」

社民党副党首の福島瑞穂氏は6日、政治評論家の屋山太郎氏に新聞のコラムで「実妹が北朝鮮にいる」などと虚偽を書かれ、名誉を傷つけられたとして、屋山氏に330万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
訴状によると、屋山氏は「ギクシャクし続ける日韓関係」と題するコラムを執筆し、静岡新聞の26日付朝刊に掲載された。コラムでは、元徴用工訴訟を日本で取り上げさせたのは福島氏だとし、「福島氏は実妹が北朝鮮に生存している。政争の具に使うのは反則だ」と書いた。
福島氏は、そもそも妹がおらず、自身は生まれも育ちも国籍も日本だと指摘。元徴用工訴訟には関与しておらず、内容は虚偽で名誉毀損に当たると主張した。
屋山氏は「違う人を福島さんだと思い込んでしまった。間違えて申し訳なかった」とのコメントを出した。
静岡新聞は、29日付朝刊で謝罪し、訂正している。
(3月6日1838配信)
――引用おわり――

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静岡新聞の訂正記事(2月9日付、朝刊2面下1段)はこうである。
<6日付朝刊2面論壇「ギクシャクし続ける日韓関係」で、「徴用工に賠償金を払えということになっているが、この訴訟を日本で取り上げさせたのは福島瑞穂議員」「福島氏は実妹が北朝鮮に生存している」とあるのは、いずれも事実ではありませんでした。おわびして訂正します。>
ところが、屋山氏自身の訂正記事(同氏が主宰する「日本戦略研究フォーラム」のホームページ)はこうである。
<文中、「福島氏の実妹は北朝鮮に生存している。」との記載がありましたが、ご本人より、実妹はいないとの申し出がありましたので、当該部分を削除致しました。訂正してお詫び申し上げます。>
これが「訂正とお詫び」なのだろうかしらん。