2019年1月21日月曜日

高裁に向け署名活動

ご協力をお願いします!


札幌高等裁判所御

植村隆名誉毀損裁判
控訴審に対する
公正な判決を求める署名

ジャーナリストを自称する櫻井よしこ氏は、元日本軍「慰安婦」について植村隆さんが執筆した朝日新聞記事を「捏造」と明確な裏付けもなく非難し続けました。
櫻井氏の主張は、日本の過去の過ちを否定するための標的探しにうごめく日本社会の劣情を呼び覚まし、植村さんは「捏造記者」のレッテルを張られ、ご家族ともども社会的、経済的に甚大な被害を被りました。

植村さんが櫻井氏らを相手に起こした名誉棄損訴訟(以下植村裁判)で、一審札幌地裁は2018119日、櫻井氏の不法行為を免責する判決を下しました。

櫻井氏の言説は、資料の誤読や勝手な思い込みに基づく杜撰なものであった上に、植村さんを含む当事者への直接取材を怠るというジャーナリストにあるまじき致命的な欠陥を持っていましたが、判決はその「真実相当性(記事は捏造であると信じてもやむを得ない理由があった)」を認定する不当なものでした。

植村裁判を引き継ぐ控訴審・札幌高裁におかれては、一審判決が認定した「真実相当性」がいま一度精緻に吟味され、後世の評価に耐えうる判決が下されることを求めます。

   植村裁判を支える市民の会





※いただいた署名は、札幌高等裁判所への提出のみに使用します
※署名の第一次締め切りは、2019年 4 月15日


署名用紙はダウンロードして印刷できます

こちら→署名用紙PDF

署名の方法は、郵送、FAX、メールの3つあります。
①②③のどれかでお願いします


① 署名した用紙を下記あてに郵送する
  060-8799 
   札幌中央郵便局留置 植村裁判を支える市民の会

② 署名した用紙を下記あてにFAXする
  植村裁判を支える市民の会  
   FAX番号 011-351-5310 

③ 名前と住所を下記あてにメールする。用紙は不要です
  植村裁判を支える市民の会  
   メールアドレス uemurasyomei@gmail.com 



控訴審第1回口頭弁論は
4月25日(木)午後2時30分から
札幌高裁で開かれます


2019年1月17日木曜日

4月から札幌控訴審

 決定! 札幌訴訟                

4月25日(木)午後2時30分
札幌高裁で控訴審第1回口頭弁論

札幌訴訟の控訴審第1回口頭弁論は、4月25日(木)午後2時30分から札幌高裁で行われます。


 東京訴訟 判決                 

3月20日(水)午前11時
東京地裁で判決言い渡し

東京訴訟の判決言い渡しは、3月20日(水)午前11時から東京地裁で、あります。

2019年1月1日火曜日

植村隆■新年ご挨拶

新しい年。闘志と確信と感謝を新たに


私の東京と札幌の裁判をいつも支援していただき、誠にありがとうございます。
私は年末年始、自宅のある札幌に戻っております。雪景色のなかで、静かな新年を迎えました。皆様にとって、今年がよい一年でありますように祈っております。

私も今年は歓喜の年にしたいと思います。櫻井よしこ氏らを名誉毀損で訴えた札幌訴訟では昨年11月9日に不当判決が下されました。判決は、櫻井氏の言説が、私の社会的な評価を低下させたことは認めましたが、櫻井氏のずさんな取材にも関わらず、真実相当性を認め、櫻井氏を免責してしまったのです。決して容認できない判決であり、今年、札幌高裁で逆転勝訴を目指します。

札幌弁護団はいま、控訴理由書づくりに力を注いでいます。
年末に開かれた弁護団会議に参加し、その熱い議論を見て、改めて感激しました。
弁護士の皆さん、支援の皆さんが、勝利を目指して心を一つにしているのです。
そして、私も新たな闘志を燃やしています。

今年3月20日には、元東京基督教大学教授の西岡力氏と「週刊文春」を発行する文藝春秋を訴えた東京訴訟の判決が下されます。
昨年11月28日の意見陳述で私は、「こんな『植村捏造バッシング』が許されるなら、記者たちは萎縮し、自由に記事を書くことができなくなります。こんな目にあう記者は私で終わりにして欲しい」と訴えました。その思いが、裁判所に届くことを確信しています。

昨年、札幌地裁では、私と同じような記事を当時書いた元北海道新聞ソウル特派員の喜多義憲さんが、櫻井氏の植村批判について、「言いがかり」と証言してくれました。札幌でも、東京でも本人尋問が行われ、私の記事を「捏造」呼ばわりしていた櫻井氏や西岡氏のウソが法廷で明らかになりました。
それを詳しく報じた植村裁判取材チームによる緊急出版本『慰安婦報道「捏造」の真実 検証・植村裁判』(花伝社)も出版されました。それらによって、私が「捏造記者」でないことは、言論の世界ではすでに証明されたと思います。

2014年1月末に、「植村捏造バッシング」に巻き込まれてから、もうすぐ5年になろうとしています。長い闘いが続いています。逆境の中で、皆様と出会い、勇気をいただいてきました。私を支え続けてくださった皆様に改めて感謝するとともに、さらなるご支援をお願いしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

2019年1月1日



写真=藻岩山下で、雪帽子をかぶるナナカマド。石井一弘撮影