2018年11月24日土曜日

東京訴訟28日結審

元朝日新聞記者の植村隆さんが、元東京基督教大教授・西岡力氏と文藝春秋を名誉毀損で訴えた「植村裁判東京訴訟」は、28日に開かれる第14回口頭弁論で審理が終了します。2015年4月に始まり、結審まで3年7カ月の時間を費やしたことになります。この後、来春に予想される判決言い渡しの日時は、この日の法廷で明らかになるものとみられます。

この弁論で双方の弁護団は、これまでの主張を整理補足した最終準備書面を提出するものとみられます。植村弁護団は同書面で、本人尋問(前回9月5日)で西岡力氏が重大な証拠改変を認めたことをふまえ、「被告西岡による名誉毀損行為の悪質性」についての主張を大幅に補充するものとみられます。また、植村氏は最終の意見陳述書を提出する予定です。一方、被告側は、植村氏に対する「捏造」との批判は、意見・論評の域を逸脱していない、との従来の主張を展開するものとみられます。

11月28日(水)の日程

■第14回口頭弁論 午後2時開廷、東京地裁103号法廷
傍聴希望者は早めに裁判所にお越しください

■報告集会 午後3時~4時30分、日比谷図書文化館・スタジオプラス小ホール map
前半)弁護団報告・最終準備書面で訴えたもの
後半)執筆チームが語る緊急出版『慰安婦報道「捏造」の真実』の読みどころ
主催:植村東京訴訟支援チーム
共催:新聞労連、メディア総合研究所、日本ジャーナリスト会議
資料代500円