2016年12月30日金曜日

2016年の足取り

植村さん東奔西走の1年 裁判9回、集会・講演43回!!


この1年、植村隆さんは名誉棄損訴訟の原告として東京と札幌で計9回の口頭弁論に出廷しました。3月からは韓国にも拠点を構え、カトリック大学の客員教授として日韓両国の理解と交流の推進に力を尽くしました。国内では、全国各地から招かれる集会やシンポジウムに積極的に出かけ、バッシング攻撃の理不尽さと歴史修正主義勢力の誤りを、ていねいに語り続けました。講演会は大小合わせて40回を超え、日韓の大学での講義も11回! 強靭な精神と頑健な肉体の持ち主だからこそ、こなすことのできたハードワークに拍手です。植村さんを支え励まし続けた全国各地の支援のみなさまと、弁護団の先生方に、そして集会、講演会の準備と設営に奔走した方々に、深く感謝を申し上げます。
以下は2016年の植村さんの主な活動の記録です。
は植村裁判口頭弁論と報告集会。写真説明は、記事の末尾にあります

1.21 東京都で朝日新聞関係者への報告会(中央区立築地社会教育会館で)
2.11 旭川市で講演(2・11平和集会、旭川六条教会で)
2.16 東京都で講演(日本ジャーナリスト会議主催、日比谷図書文化館で)
2.17▼植村裁判東京訴訟の第4回口頭弁論。報告集会で青木理氏と対談(参議院議員会館で)
2.18 国際基督教大学で特別講義
2.19 幌加内町で講演(強制労働犠牲者追悼ワークショップ、朱鞠内の旧光顕寺で)
2.26 手記「真実 私は『捏造記者』ではない」が岩波書店から刊行される。札幌で「植村隆さんを激励する札幌集会」開催、参加220人、主催9団体(かでる2・7で)
2.28 東京都で「出版記念会・激励会」を開催
3.1  大阪市で講演(昼に日韓研主催の講演会、夜は生野・KCC会館で)
3.2  京都市で講演(コープイン京都で)
3.3  韓国カトリック大学に客員教授として着任。毎週火曜日に講義「東アジアの平和と文化」
3.23 植村裁判を支える市民の会(準備会)のブログがスタート。「植村隆のソウル通信」第1回(カトリック大学のキャンパスから、ごあいさつ)を掲載
3.24 「植村隆のソウル通信」第2回(アジュモニ・カムサハムニダ)掲載
4.12 植村裁判を支える市民の会が正式発足。共同代表に上田文雄、小野有五、神沼公三郎、香山リカ、北岡和義、崔善愛、結城洋一郎の7氏。札幌在住の上田氏らが北海道庁記者クラブで記者会見。設立趣意書「植村さんとともに、さらに前へ」をブログで発表
4.17 国連「表現の自由」特別報告官デイビッド・ケイ氏の聞き取りを受ける
4.22▼植村裁判札幌訴訟の第1回口頭弁論。植村さんと被告の櫻井よしこ氏がそれぞれ意見陳述。報告集会で佐高信氏が講演(かでる2・7で)
5.9 韓国京畿道九里市で講演
5.18▼植村裁判東京訴訟の第5回口頭弁論。報告集会で佐高信氏が講演(衆議院第2議員会館)
5.27 「週刊金曜日」の抜き刷り版「私は『捏造記者』ではない-検証・植村バッシング」が発行される
5.29 札幌市で講演(自由法曹団の勉強会、南区定山渓で)
6.2  韓国漢陽大学で特別講義
6.6  「植村隆のソウル通信」第3回(エネルギー源は、カトリック大学の特製トンカツ)掲載
6.10▼植村裁判札幌訴訟の第2回口頭弁論。報告集会で玄武岩・北大准教授が講演(札幌市教育文化会館で)
6.12  「負けるな北星!の会」(マケルナ会)が総括シンポジウムを開催。中野晃一・上智大学教授が講演(北海道大学学術交流会館で)
7.28 札幌市で朝日新聞関係者への報告会(朝日新聞北海道支社で)
7.29▼植村裁判札幌訴訟の第3回口頭弁論。報告集会で野田正彰氏が講演(札幌市教育文化会館で)
7.30 札幌市で朝日新聞読者と語る会(札幌市生涯学習センターちえりあで)
8.2 東京都で植村隆さんの話を聞く会(むさしの憲法市民フォーラム主催、武蔵野公会堂で)
8.3▼植村裁判東京訴訟の第6回口頭弁論。報告集会で香山リカ氏らによるシンポジウム(弁護士会館で)。同日、ツイッター上で植村さんの娘さんを誹謗中傷した男に対して求めていた損害賠償請求裁判で、東京地裁は娘さんの請求を全面的に認め、男に170万円の賠償金支払いを命じる判決。被告は控訴せず、判決が確定
8.9  夏のスピーキングツアー始まる。旭川市で講演(旭川建設労働者福祉センターで)
8.10 岩見沢市で講演(岩見沢自治体ネットワークセンターで)
8.15 札幌市で講演(北海道自治労会館で)
8.16 新ひだか町で講演(コミュニティセンターで)
8.18 室蘭市で講演(東町中小企業センターで)
8.20 名古屋市で講演(名古屋市博物館で)
8.21 津市で講演(津市市民活動センターで)
8.22 シンポジウム「東アジアの記憶と共同の未来」であいさつ(東本願寺札幌別院ホールで)
8.23 倶知安町で講演(後志労働福祉センターで)
9.7  福岡市で講演(西南学院大学博物館講堂で)
9.8  熊本市で講演(くまもと県民交流館で)
9.9  水俣市で講演(水俣市公民館で)
9.11 北九州市で講演(若松バプテスト教会で)
9.18 「植村隆のソウル通信」第4回(「ほぼ満月」とウイスキー)掲載
9.19 韓国で手記「私は捏造記者ではない」(韓国語版)、図書出版プルンヨクサ(青い歴史)より刊行
9.26 ソウルで韓国語版手記出版に際して記者懇談会(プルンヨクサアカデミーで)。その後、韓国のメディアが一斉に報道
10.1 シンポジウム「『慰安婦』と記憶の政治」にパネリストとして出席(北海道大学文系総合教育研究棟)
10.5 韓国高麗大学で特別講義
10.17 韓国世明大学で特別講義、学生のインタビューも受ける
10.25 韓国聖公会大学で特別講義
11.2  小樽商科大学で特別講義
11.4▼植村裁判札幌訴訟の第4回口頭弁論。報告集会で俵義文氏が講演。同日、「支える会」が声明「wamへの攻撃を許さない!」を発表
11.12 ソウル・江南区で講演
11.13 「植村隆のソウル通信」第5回(ローソク大集会で考えたこと)掲載
11.16 専修大学で特別講義。シンポジウム「今、言論・表現の自由のために」にパネリストとして出席(東京・武蔵野スイングホールで)
11.17 法政大学で特別講義。東京都で講演(本郷文化フォーラムで)
11.18 東京都で講演(文京区男女平等センター)
11.20 JCJジャーナリスト講座で吉倫亨氏と対談(明治学院大学で)
11.21 鶴見大学で特別講義
12.1  韓国建国大学で特別講義
12.4  「植村隆のソウル通信」第6回(ローソクデモは大統領府まで100㍍に迫った!)掲載
12.8 韓国ソウル女子大学で特別講義
12.10 「植村隆のソウル通信」第7回(「運命の日」12月9日、韓国国会前で)掲載
12.14▼植村裁判東京訴訟の第7回口頭弁論。報告集会で植村さんが韓国報告、カトリック大学の契約延長も発表(参議院議員会館で)
12.16▼植村裁判札幌訴訟の第5回口頭弁論。報告集会で渡辺美奈氏が講演(札幌市教育文化会館で)
12.24 植村さん、ナヌムの家(京畿道広州市)を訪ね、元慰安婦のハルモニたちを慰労
12.29 「植村隆のソウル通信」第8回(キタリスの住むキャンパスで)掲載



写真説明
上の2段=入廷する植村さんと弁護団。上段左から=札幌第1回、東京第5回、札幌第2回、下段左から=札幌第3、4、5回各口頭弁論前
中の2段=全国各地で開かれた集会と講演会。上段左から=札幌(2..27)、同(6.12)、東京(8.3)、下段左から=新ひだか(8.17)、水俣(9.9)、札幌(12.16)
下の2段=左上、韓国カトリック大学で。左下、ローソクデモ参加のソウル市民。中央、娘さんのネット中傷訴訟完全勝訴を報告する(8.3)。右上、手記「真実」、右下、「週刊金曜日」抜き刷り版