2020年11月20日金曜日

最高裁への抗議拡散

 ♯慰安婦巡り元朝日記者植村隆さんを敗訴させた最高裁に抗議します

植村隆さんの上告(札幌訴訟)を最高裁が棄却したことについて、弁護士の神原元さん(東京訴訟弁護団事務局長)が19日夜からツイッターで抗議の投稿を続けています。神原弁護士は、「植村バッシングを支持し、権力の犬になり下がった最低裁判所」と最高裁を激しく批判し、「植村さんは捏造記者ではない、という認識はもはや社会の常識だ。植村さんは負けてはいない」と訴えています。これらの投稿には「♯慰安婦巡り元朝日記者植村隆さんを敗訴させた最高裁に抗議します」のハッシュタグが付けられ、そのタグに賛意を示すコメントやリツイートが広がっています。中でも、ジャーナリストの安田浩一さんのコメントには1000件を超える「いいね」が届いています。

 

以下に、神原弁護士と安田さんのツイートのテキスト(書きこみ文字)と、拡散ツイートのスクリーンショット(画像採録)の一部を紹介します。<順とサイズ不同、11月20日13:45起点>

 

神原元・弁護士のツイート

▼植村隆さんは元従軍慰安婦・金学順さんの告発を日本で最初に報道した。植村さんの記事は金さんの証言と完全に一致していた。その植村さんへのバッシングを支持した最高裁は、権力の犬になり下がった最低裁判所だ。

▼例によってネトウヨの諸君は誤解しているわけだが、確定した札幌判決は「捏造」の「真実相当性」を(不当にも)認めたに過ぎない。むしろ捏造に「真実性」がないことも同時に確定したのだから、今後「捏造」批判は名誉毀損になる。

▼真実と正義が我々の側にある以上、我々弁護団は戦い続ける。東京訴訟は継続中だし、新たな裁判もドシドシ起こすだろう。「ネトウヨ絶対○○マン」の異名はダテではない。ネトウヨの諸君におかれては刮目して待ち頂きたい。

▼このタグをシェアしてくださっている人の数と書きこみをみれば、「植村さんは捏造記者ではない」という認識がもはや社会の常識であることが分かる。植村さんは負けてはいない。否、勝負はこれからだ。裁判は今後も続くだろう。

 

安田浩一さんのツイート

▼「植村裁判」を長きにわたって傍聴してきた。一、二審を通して裁判所は植村隆氏が「捏造報道」をおこなったことなど認めていない。法廷では櫻井よし子氏のいい加減な(取材もろくにしていない)記述こそがあぶり出された。最高裁の決定に憤りを感じる。植村氏の家族にも向けられた脅迫は絶対に忘れない。