2018年10月17日水曜日

判決迫り勝利を誓う

帰札中の10月10日午後2時すぎ、私は札幌市東区北11東2の交差点に立つ三つの看板(スリー・ビルボード)の前に立ちました。この日は、植村裁判を支援してくださっている労働組合へのあいさつ回りの日でした。支える会の七尾寿子事務局長と油谷良清さんのお二人と一緒に、私も回ることにしたのですが、その前にまず、この看板を見たかったのです。


 三つの看板は、右から順に「植村隆 真実 私は『捏造記者』ではない 岩波書店」「我々も 翁長雄志の 心継ぐ グリ-ン九条の会」「もり・かけは 三選あろうと 終わりなし あほうどり」とあります。
「グリーン九条の会」という設置者の名称の右側には「THREE BILLBOARDS IN SAPPORO」と表示しています。看板の下には、大きなコンクリートの土台があり、台風でもびくともしそうにありません。空き地の角に建てられており、車の運転席などからも、よく見えます。

札幌にある「グリーン九条の会」の世話人である「りんゆう観光」会長の植田英隆さんが発案し、8月1日から、この場所に登場しました。グリーン九条の会結成10周年記念で、設置したものですが、映画「スリー・ビルボード」からアイデアを得たとのことです。

三つの看板の一番右側は、岩波書店から出版した私の手記の書名を書いているだけなのですが、私のアピールを込めた書名を出すことで、私を応援してくださっていることがわかります。看板の言葉を見て、勇気が湧いてきました。
植田さんと、「グリーン九条の会」に感謝したいと思います。
11月9日の札幌地裁判決で、「勝訴」を改めて心に誓いました。

スリー・ビルボード前から、労組回りを始めました。私の裁判では大勢の市民のほかに、様々な労組の人たちも応援してくださっています。今回の労組回りでは、11月9日の判決の傍聴を呼びかけると共に、私の「金曜日」社長就任のあいさつも兼ねさせてもらうことにしました。

仕事を早退して駆けつけてくれた油谷さん運転の車で、市内の各労組を回りました。約4時間かけて、「札教組」「北教組」「連合北海道」「平和運動フォーラム」「自治労北海道」「地域労組」「道労連」「勤医労」など十数の団体を次々に訪問させていただきました。

「自治労北海道」には、峰崎直樹・元参議院議員がおられ、久しぶりの再会となりました。峰崎さんは、北星バッシングの時、北星学園理事会の監事をされていました。バッシングの初期に、峰崎さんに私は「私は捏造記者ではない」ということを詳しく説明しました。峰崎さんはそれを理解してくださり、私を支援してくださいました。
豊平川沿いの「道労連」などがある建物に入ると、北星バッシングの初期のいつも緊張していた頃を思い出しました。この建物に、同労組関係者や北星OBたちが集まって、私の話を真剣に聞いてくれ、どういう支援活動をするかを熱心に話し合ってくれたのです。その光景はいまでも、私の頭の中にありありと浮かんできます。
「地域労組」では、書記の佐々木かおりさんが、素敵なTシャツを着ていました。
黒地に白いクマのイラストが入り、SGUとあります。札幌地域労組の英語のイニシャルなのです。
思わず、私も着たいなと思い、一枚LLサイズを購入しました。1500円です。
よく見ると、クマが三頭、くっついています。「クマがスクラムしているのです」と佐々木さんが、説明してくれました。おそろいのTシャツを着て、佐々木さんと記念写真を撮りました。そして、思いました。北星バッシングに対する、「負けるな北星!の会」の運動、そして、植村裁判。様々な人々がスクラムを組んで闘って来たんだなと。

札幌はもう秋が深まっていました。大通公園の広葉樹が色づいています。朝夕は、かなり寒くなりました。でも、支えてくださっている人たちのお顔を思い浮かべると、心がぽかぽかしてきます。

たくさんの方に支えられ、いよいよ判決を迎えます。
歴史的な判決がでるよう、残された時間もがんばりたいと思います。

photo by 油谷良清