東京、札幌両訴訟の次回口頭弁論が近づいてきました。ことし最後の弁論となります。
東京訴訟では、前回(8月3日)に植村さん側が証拠提出した大量の「脅迫メール」について、被告側がどう陳述するかが注目されます。また札幌訴訟では、名誉棄損表現が「事実の摘示」にあたるかどうかについての被告側の前回主張(11月4日)に対して植村さん側が陳述し、さらに被告らの言説によって引き起こされたバッシングによって植村さんが受けた「損害」についての主張も開始します。
どちらも重要な展開が予想されます。引き続き、ご注目ください。傍聴と集会への参加もよろしくお願いします。
【東京訴訟】 被告=西岡力・東京基督教大学教授、文藝春秋
2016年12月14日(水)
▼第7回口頭弁論、午後3時~3時30分、東京地裁103号法廷 (集合2時45分までに)
▼報告集会、午後4時15分~5時30分、参議院議員会館講堂
弁護団の報告「これまでの到達点、今後の焦点」、植村さんの報告「広がる支援と理解。反響を呼んだ『真実』韓国版」
主催:植村東京訴訟支援チーム、共催:新聞労連、メディア総合研究所、日本ジャーナリスト会議
【札幌訴訟】 被告=櫻井よしこ氏、新潮社、ダイヤモンド社、ワック
2016年12月16日(金)
▼第5回口頭弁論、午後3時30分~、札幌地裁803号法廷 (集合2時45分までに)
▼報告集会、午後4時30分~6時30分、札幌市教育文化会館4階講堂
弁護団と植村さんの報告の後、講演「『慰安婦問題』の現在」(女たちの戦争と平和資料館事務局長渡辺美奈さん)があります
主催:植村裁判を支える市民の会、日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす北海道の会