「捏造確定」との安倍コメントが削除され、植村氏の記事が「捏造」ではないことがあらためて確認された!
植村裁判札幌訴訟の上告が棄却されたことについて、自身のフェイスブックに「捏造確定」とのコメントを書き込んだ安倍晋三・前首相は、4日までにコメントを削除しました。このコメントは、最高裁の上告棄却決定の2日後(11月20日)に書き込まれたものですが、11月24日、植村隆氏は代理人弁護士を通じて、抗議し、削除を求めていました。安倍氏が自身のSNS投稿を削除したのは異例のことです。しかし、植村氏は「私への通知も理由説明もいっさいない。安倍氏のフェイク情報は拡散されたままだ。こっそり取り消せばそれだけで免罪されるものではない」との声明を発表しました。
【植村氏の声明】
安倍晋三前首相が自分のフェイスブック(FB)に書き込んだコメントを削除したことは、それが間違っていたことに気づいたからだと思います。これで、私の記事が『捏造』でないことが改めて確認されました。しかしコメント削除に際しては、当初から削除を求めていた私への通知も理由説明も一切ありませんでした。それどころか、安倍氏のフェイク情報は今も広範囲に拡散したままです。私の名誉が著しく毀損されています。自分のコメントをこっそり取り消せば、それだけで免罪されるものではありません。安倍氏には、コメントが誤りだったことを認め、謝罪するよう求めたいと思います。
【経過】
▽安倍氏がツイッターに産経新聞記事をリツイート(11月19日午後5時24分)。記事引用のみ、コメントなし
▽安倍氏がフェイズブックに同上記事を引用紹介(11月20日午前10時8分)。記事引用のみ、コメントなし=下の写真A
▽安倍氏がフェイスブックの自身のコメント欄に「捏造確定ですね」と書きこむ(11月21日午前2時4分)。
▽植村隆氏が代理人を通じて「内容証明」郵便で安倍氏に抗議し、コメントの削除を求める(11月24日付)。
▽安倍氏が「捏造確定」コメントを削除する。日時は不明。「捏造確定」コメントは12月3日午後3時56分には残っていた(写真B)が、12月4日午前11時ころには消えていた(写真Cは午後2時15分に採集)。したがって、12月3日午後4時ころ以降に削除したとみられる。
最初のFB投稿(写真A)