植村隆さんが9月に福岡、北九州、熊本、水俣の4市で行った講演会に参加した方々の「感想と意見」を掲載します。
これらの「感想、意見」は、各会場で配布したアンケート用紙に参加者が書いたものです。植村さんの説明と主張、訴えへの理解と共感が、札幌から遠く離れた九州にも広がっていることがよくわかり、私たちも勇気づけられます。
掲載にあたっては、長い文章は短くしました。お名前はイニシアルにし、掲載順は不同です。なお、福岡、北九州両市は会場と時間の都合などで回収が十分にできなかったため、掲載数が少なくなっています。
「声なき応援団」からの応援メッセージ
■講演を聞いて目が覚めた
▽植村裁判が社会の抱えるストレスを晴らしてくださることを望み、応援します。はがきを出したり、署名集めなどが必要なときはお手伝いします。(水俣市、A・Tさん)
▽信念を持ち続けて最後まで!(同、F・Nさん)
▽「捏造」騒動の時、朝日はなぜきちんと反論しないの? と思ったものですが、メディア、ジャーナリスト全体が萎縮してきているのを感じます。(同、N・Kさん)
▽新聞、テレビ、本からは本当の情報が得られません。講演を聞いて目が覚めました。(同、T・Tさん)
▽事実を頭に入れるには一つの情報をうのみにしてはならないと思いました。植村さんの記事に何も問題がないことを知らなかったことがショックでした。(同、H・Kさん)
▽言論の自由、報道の自由が無くなって行くときどうなるのか、まざまざと感じることができました。自分の立っているところで、しっかり闘っていかねばと心新たにしました。(同、K・Fさん)
▽自分の足元でも、日々、表現の自由が無くなっていると痛感しています。勇気をだして人とつながって励まし合って意見を出していこうと思います。(同、I・Sさん)
▽植村さんの闘いが後退することは、民主主義、表現と言論の自由が、日本会議らの勢力に屈したことになると思います。連帯して頑張りましょう。(同、S・Nさん)
▽報道のごまかしや矛盾を改めて実感しました。真実を隠そうとする姿を見極めていきたいと思います。(同、Y・Tさん)
■植村さんとご家族の勇気に頭が下がる
▽歴史修正主義者たちの動きと、安倍首相が主義とする戦後レジーム脱却の動きは全く同一のものだと強く感じています。(同、匿名)
▽植村さんのご苦労に心が痛みます。植村さんは今の日本の腐りきった部分にメスを入れるために選ばれた方なんだと思いました。何より素晴らしい娘さんに心から拍手を送ります。(同、Y・Kさん)
▽慰安婦問題も、水俣病問題も、部落問題、ハンセン病回復者の問題等も、戦後補償することができなかった日本という国の残念な課題です。ジャーナリストにはしっかり伝えてほしいと思います。(同、匿名)
▽大変勉強になりました。私も水俣病患者です。(同、A・Aさん)
▽実家が札幌で、植村裁判を注目していました。(同、T・Eさん)
▽言論の場で議論せずに植村さんの職場や家族を巻き込む態度は、「痛み」に対する感度が感じられません。植村さんの問題は私の問題であると強く意識しました。(横浜市、K・Aさん、水俣会場で)
▽「記憶されない歴史は繰り返す」、これこそ「真実」だと思います。とにかくまずは娘さんの勝訴に安堵しました。(同、匿名)
▽共謀罪の再々提案の検討や、緊急事態条項の憲法への盛り込みなど、窮屈な状況が進んでいます。植村さんのお話を聞いて元気と勇気をもらいました。このままだとマスコミ報道は、戦前の過ちを再び起こすのではないでしょうか? 市民世論が大切です。一緒に頑張りたいと思います。(同、E・Iさん)
■権力の卑劣な攻撃に、屈してはならない
▽真実を伝えない新聞があることの恐さ、真実を伝えらえない社会になってしまった日本のありように怒りと不安でいっぱいです。植村裁判、必ず勝利せねばと思います。応援します。(同、K・Eさん)
▽日本軍が韓国の女性を性奴隷にしたことは事実であり、再び繰り返さないために正しく伝えることが大事です。私は被爆者です。(同、T・Nさん)
▽権力の卑劣な攻撃です。屈してはならないと強く思います。そうしないといつの間にか自分に降りかかってしまいます。(同、T・Sさん)
▽慰安婦問題を取り上げた番組を当時、安倍らの圧力に屈してNHKが改編したことに怒り受信料不払いを続けて10数年になります。過去の過ちを反省せず。真実をねじ曲げ、さらに表現の自由も個人の尊厳も生命も脅かされる社会、勢力に対してしっかり対峙していかなくてはと思います。植村さんに勇気をいただきました。(同、Y・Hさん)
▽安倍首相はヒトラーがしたようにマスコミをうまく使っていると思います。マスコミを自分の思うままに使うために植村バッシングがあったのだと思います。負けないで頑張ってください。(同、Y・Mさん)
▽歴史を否定している人たちは戦争を肯定し日本を正しいと主張しています。彼らの非人間性に怒りを感じます。(同、K・Nさん)
▽大きな怒りと大きな勇気を頂きました(同、S・Mさん)
▽講演会で配布するレジュメには今後、産経・読売のお詫び記事と長女さんの慰謝料認容判決の理由部分を加えたらいいと思います。(同、S・Iさん)
▽私の父は日中戦争に参加。第6師団歩兵13連隊です。当時の日記が残っている。慰安所の様子が詳しく書かれています。(同、N・Tさん)
■声なき応援団が世界中に存在する
▽極右「日本会議」のこれ以上の無法を許さないために今こそ立ち上がるべきとき。植村さんの闘いは重要な一翼を担うものです。必ず勝利しましょう(同、K・Oさん)
▽報道の自由、人権、民主主義が脅かされている現状がひしひしと伝わった。(Y・Aさん)
▽市民を名指しで圧力をかけるムードは変えねばなりません。娘さんの判決は素晴らしい。(同、S・Mさん)
▽植村さんの記事と言動を信じていましたが、お話を聞き確信にかわりました。「事実という武器が私を支えた」という言葉がすべてを表しています。(同、M・Yさん)
▽昨年から「教科書ネット21くまもと」で活動をしております。大勢の方に今日の植村さんの訴えを伝えます。(同、K・Hさん)
▽狭く偏った情報だけに弄されることなく、偏見、先入観を持たず、客観的でありたいと思いました。(同、H・Iさん)
▽戦争の足音が聞こえるようなお話だった。なんとしても押し返さなくてはと思った。(同、M・Aさん)
▽声なき応援団が世界中に存在します。頑張ってください。(同、K・Fさん)
▽歴史修正主義者と闘うには学ぶことの大切さを思いました。元慰安婦の人権を守ることは私たちの人権を守ることだ。(同、匿名)
▽韓国のナヌムの家に2回行き学習してきました。日本大使館前の水曜デモにも参加しました。植村さんを応援します。(同、T・Fさん)
■植村さんから闘う勇気をもらった
▽植村さんのお話を聞き、驚くばかりでした。真実を知ることがいかに大事か実感しました。これからも応援します。(北九州市、Y・Kさん)
▽ご家族、特に娘さんの姿勢に感動しました。私たちも、一人ひとりが、不安や恐れを捨てて、人権、民主主義を守るためにしっかりと立たなければと元気づけられました。(同、K・Kさん)
▽真実を公表することで世論を作る勇気がマスコミに求められていると思います。(同、S・Uさん)
▽在日朝鮮人としてこれからも、言論の暴力に信念をもって立ち向かっていこうと思います。植村さんから闘う勇気をもらいました。(同、T・Rさん)
▽過去の歴史を反省し、これから友好、信頼関係を築こうとする団体や仲間と連帯していきます。植村さん共に頑張りましょう。(同、S・Uさん)
▽植村さんとご家族の勇気ある行動に頭が下がります。私自身は大学院で学んでいますが、どういう立場で、どう語っていくのかを問われている気がしました。(東京都、A・Kさん、北九州会場で)
※感想、意見のまとめは「支える会」事務局(樋口)が担当しました。