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9月7日(水)福岡市、西南学院大学博物館2階講堂
朝日新聞(西部本社版、9月14日朝刊32面)より以下に引用
■「私には事実という武器」 元朝日記者・植村さん講演
従軍慰安婦問題を報じ、「捏造(ねつぞう)」とバッシングを受けた元朝日新聞記者の植村隆さん(58)が福岡市で講演した。「捏造などしていない」と強調。批判的なメディアからの取材も受けたが、ひるまなかったのは「私には事実という武器があったから」と明かした。
講演は「慰安婦」問題と取り組む九州キリスト者の会が7日に開いた。
植村さんは、「慰安婦を強制連行したように書いたのが捏造だ」などと批判されている。これに対し、「強制連行」とは書いていないとした上で、「強制だったか、だまされたか、人身売買だったかで罪が軽くなるわけではない。世界は、連行の経緯ではなく、戦場でどのようなひどいことをしたか、その事実について問題視している。『強制連行がなかったから、日本は謝罪する必要はない』という論理は通用しない」と指摘した。
植村さんは1991年に書いた記事が「捏造」とされ、新聞社退社後に勤務していた大学や家族にまで脅迫や嫌がらせが相次いだ。
朝日新聞は2014年8月の検証記事で、「慰安婦」と「女子挺身(ていしん)隊」を誤用したことを認めた上で、「意図的な事実のねじ曲げはない」と結論づけた。同年12月の第三者委員会報告も捏造を否定している。(佐々木亮)
引用終わり=写真はM.Iさん提供
※インターネットメディア「レイバーネット日本」でも詳報を掲載しています。 こちら
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※インターネットメディア「レイバーネット日本」でも詳報を掲載しています。 こちら
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9月8日(木)熊本市、くまもと県民交流館パレア
熊本の講演会は、札幌訴訟弁護団事務局長の小野寺信勝弁護士の前任地ということもあって実現しました。熊本市内のたくさんの弁護士さんの準備と協力があり、100人もの参加がありました。講演会後の交流会にも30人が参加しました。会場で販売した植村さんの著書「真実―ー私は捏造記者ではない」(岩波書店)と、週刊金曜日の抜き刷り版「検証・植村バッシング」はともに完売しました。
その盛り上がりと熱気に、はるばる札幌から応援にかけつけた「支える会」のスタッフ3人は驚き、植村さんを支援する声が広がっていることを、あらためて実感しました。
(M.H記、写真も)
(M.H記、写真も)
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9月9日(金)水俣市、水俣市公民館
【支える会FBより転載、一部略、M.H記、写真も】
水俣市での講演会は水俣病の支援グループの方たちや、川内原発に反対している方たち、人権問題に関心のある方など、50人の参加がありました。
植村さんは、25年間前に書いた慰安婦問題の記事で、突如バッシングを受けるようになった経緯を話し、様々な映像を使って、「自分の問題だけでなく、言論の自由と報道の自由を守る、戦後70年間守り続けてきた民主主義に対する攻撃に屈しない」と力強く決意をこめて、講演を結びました。
水俣病も差別と偏見の中で闘ってきました。患者さん、支援者から共感の拍手が送られました。
水俣駅の正面は巨大なJNC(旧チッソ) です(写真左)。今も巨大産業であり続けています。
波が穏やかで、美しい不知火海とは対照的でした。
水俣駅の正面は巨大なJNC(旧チッソ) です(写真左)。今も巨大産業であり続けています。
波が穏やかで、美しい不知火海とは対照的でした。
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9月11日(日)北九州市、若松バプテスト教会
【支える会FBより転載、一部略、M.H記、写真も】
主催したのは 小田山墓地・朝鮮人遭難犠牲者追悼集会実行委員会です。
福岡・朝鮮歌舞団の「トラジの花」などの舞踊と歌の披露(写真左)のあと、講演が始まりました。
植村さんは最初に、「ニュース23」の映像とアンカーの岸井成格さんのコメントを紹介し、「植村バッシングはまさに歴史修正主義者らによる攻撃だった」と語り、2014年のバッシングは異常だったと振り返りました。
そして、「さまざまなバッシングに怯まなかったのは、私には事実という武器があるからです」と語り、「慰安婦を強制連行したように書いたとして、捏造と批判されたが、そのように表現してはいない」「世界は強制連行か、だまされたかを問題にしているわけではない。意に反して慰安婦にされたこと。戦場で性的に蹂躙されたことは事実であり、彼女たちの尊厳を踏みにじったことにきちんと謝罪する必要がある」と訴えました。
植村さんの真剣に訴える姿に、会場は共感する人たちの熱気があふれていました。講演の後、参加者は27回目になる小田山墓地での朝鮮人遭難犠牲者追悼集会に参列し、犠牲者を偲び、献花しました。